2011年10月17日月曜日

柿沢 衆議院議員! 子どもたちの甲状腺を守ってくれ!!!!!!

【これは重要】柿沢 衆議院議員のチェルノブイリ視察中。事故当時の非常事態省副大臣だったプリステル氏「私達の経験から学んでほしい」(チェルノブイリ発電所管理棟前の空間線量0.51μSv/hなど)

柿沢議員は震災復興特別委として10月9日より、IAEA訪問・チェルノブイリ視察中です。チェルノブイリ事故当時のソ連邦ウクライナ共和国保健相だった ロマネンコ・放射線医学センター元所長、非常事態省副大臣だったプリステル氏、甲状腺医学の権威である内分泌研究所のトロニコ所長らとのヒアリング兼夕食会。チェルノブイリレポートなど。
とても参考になったので、柿沢未途議員(@310kakizawa)のツイッターアカウントよりツイートをまとめてさせて頂きました。
以下に柿沢議員のツイートを引用させて頂きます。
(下の方にテキストのみもあります)

柿沢 衆議院議員のチェルノブイリ視察。チェルノブイリ事故当時の非常事態省副大臣だったプリステル氏「私達の経験から学んでほしい」


柿沢 衆議院議員のチェルノブイリ視察(Togetter)
装飾無しで読みたい方の為に以下はテキストのみです。

柿沢 衆議院議員のチェルノブイリ視察。チェルノブイリ事故当時の非常事態省副大臣だったプリステル氏「私達の経験から学んでほしい」

今日から15日まで、震災復興特別委のメンバーで、IAEA本部とチェルノブイリを訪問する。30km圏内にも入り、発電所も視察する。現地は寒波が来ているらしい。
11日。ウィーンを離れ、ウクライナの首都キエフへ。チェルノブイリの現地訪問は明日。このために携帯用線量計を持ってきた。私はベラルーシのPOLYMASTER社のものを借りてきた。キエフの空港ではこんな数字。線量計により差がある。 http://t.co/SoKjxzgN
ウクライナは1986年にチェルノブイリ事故が発生。そして89年にソ連解体。今も富裕な国ではなく、リーマンショックではGDP-15%下落、しかし2012年にはポーランドと共催でEURO(サッカー欧州選手権)を開催するまでに。 http://t.co/BQVXSpqF
到着早々だが、夜、チェルノブイリ事故当時のソ連邦ウクライナ共和国保健相だったロマネンコ・放射線医学センター元所長、非常事態省副大臣だったプリステル氏、甲状腺医学の権威である内分泌研究所のトロニコ所長らとのヒアリング兼夕食会。 http://t.co/LpQ2puCD
キエフ郊外の風景。地下鉄の駅の周辺に自然発生的に店ができるという。ほとんどの人が住まいはアパートメント。ソ連時代に建てられたものも多い。 http://t.co/dgJoIZFj
プリステル氏に出席議員が質問。「日本は内部被曝の暫定規制値という事で食物500Bq/kg、飲用物200Bq/kgという原則一律の基準だが」プリス テル氏「不可解な値だ。これから見直されなければならない」「同じ100Bq/kgでも大人のワインと乳児のミルクでは違う考慮が必要だ」
甲状腺医学の権威トロニコ氏。「甲状腺癌はウクライナ、ベラルーシにおいて深刻な問題」「事故から4年後に増え出した。事故当時0-9歳、特に0-4歳 だった子どもに特異的」「ウクライナ北部州における発症率は10倍に」「人口の10%しかない汚染州が甲状腺癌手術6049症例の46%を占める」
トロニコ氏「子どもの甲状腺癌、大人なら問題化しない1cmの腺腫があれば、3~6ヵ月の間に転移を起こしてしまう可能性。取るべき処置は甲状腺の全摘手 術」「米国との共同研究で、事故当時の胎内被曝で甲状腺癌を発症した例がある。妊娠3ヵ月で胎児にヨウ素が取り込まれる」
トロニコ氏「兆候を早期につかむため、超音波スクリーニングが必要。福島における処置は適切ではないか。現地の30万人の子ども達にモニタリングをしてい ると聞くので」柿沢「その他の遺伝子損傷による障害等の異常や病気の発症は?」トロニコ氏「それはロマネンコ氏が答えるのが適切だろう」
ロマネンコ氏。事故当時のソ連邦ウクライナ共和国保健相。事故後に創設の放射線医学センター元所長。開口一番、「チェルノブイリ後の病気等の影響を事故と 関連付けるのは難しい」と。「その中で特に心理的、精神的問題を強調したい。政府が国民の不信を払拭する事で、精神疾患の発症率を下げられる」
ロマネンコ氏「チェルノブイリ事故では、国民が政府を、医学者を信用しなかった。私の娘は医師であり医大の准教授であるが、そのような私の娘でさえ、『お父さん、健康に影響がないなんて、嘘を言わないで』と私に言ったのだ!」 http://t.co/8Nu7PYP6
出席議員「ではロマネンコさんは、甲状腺以外は放射線の影響はないと考えているのか?」ロマネンコ氏「YESかNOかで言えない。遺伝的な病気(例えばダ ウン症)は、確かにウクライナで増えている。それは言える。しかしそれが放射線の影響かは判断できない。長期間かけて症例を見なければならない」
プリステル氏「除染について。社会的に安心を与えるために除染をするのかもしれない。が、村人にとって大切なのは除染より食物による内部被曝をいかに防止するかだ。私達の経験から学んでほしい」柿沢「それは『除染には意味がない、効果がない』という事を言っているのか?」
プリステル氏「家の除染も必要だろうが、子どもは川で遊ぶ、山で遊ぶ。それを軍隊を出して全部は除染できない。だから立入禁止区域がある。原発近くで汚染 度合の低い村があるとする。そこには住めるが、学校の窓から原発が見え、四方八方を鉄条網で囲まれる。そこに住まわせるのはモラルに反する」
プリステル氏「私達は『5キュリー以下の汚染の土地では農業しても良い』と言った。しかし同じ汚染でも沼地とミネ ラル分ある土では(草を食べる)牛肉、牛乳の汚染は40倍も違う。一方、350km先の牛乳が汚染値を超えたりする。土質や草に非常に影響される。汚染だ けで居住の判断はできない」
プリステル氏「汚染だけで居住の判断はできない。土地の汚染より人々への影響を考えるべき。単純な汚染度合で居住の可否を判断する私達の間違いを繰り返す べきでない。当初は30km圏内に大量の兵隊と巨額の費用を投じて除染したが、それはいわば無駄だった」と。鵜呑みする必要はないだろうが。。
プリステル氏「米国コロンビア大との共同研究で、事故当時0-14歳の子ども10万人を調査したところ、胃腸病と放射線の関係があると分かった。それは空 間線量ではなく、食物の摂取(による内部被曝)に由来している」。プリステル氏が日本の暫定規制値を「不可解な値だ」と言う所以。
当時、非常事態省副大臣だったプリステル氏「情報を隠すのは最も良くない。ソ連時代はやはり秘密があった。5/1付のプラウダに小さな記事が載っただけ だった。それでも専門家は夜に集まって情報交換した。今、IAEAは機能を果たさず、ソ連時代でもないのに福島のデータは入ってこない」…。
と、ここまでの報告を書いていたら、夜が明けた。間もなくチェルノブイリに出発だ。何と発電所内部にまで入れるという。
キエフから100km、車で3時間、ついにチェルノブイリ発電所、プリピャチ市の視察へ。そしてキエフに戻り、立入禁止区域管理庁長官らからのヒアリング兼夕食会。長い一日を終え、ようやく部屋に。山のような写真を撮った。後ほど報告をアップする。
チェルノブイリへ。キエフから100km、車で3時間。キエフの市街地では空間線量は0.09μSv/h前後。これがチェルノブイリ発電所の石棺の前では7μSv/h前後になるという。 http://t.co/w4ULUxI9
もうすぐ30km地点のチェックポイント。「ここからチェルノブイリ市」という看板らしい。読めませんが。 http://t.co/d2gigWfG
30km地点のチェックポイントに。ここから先は立入禁止区域、許可なしの立入は禁止。私達もパスポートの提示を求められる。「係員に向けて写真を撮らないようにしてください」と。やや緊張感が走る。 http://t.co/ASnNlULZ
30km地点のチェックポイントでの空間線量は0.06μSv/h。キエフの市街地よりも低い値。この先も線量値に大きな変化はないまま。 http://t.co/O7qbWXs8
捨てられた牧舎。視界を遮る木々は事故後、25年間の歳月で生えてきたもの。荒廃した村落の光景が痛々しい。家の撤去も行なわれたそうだが、帰還が断念された事もあり、途中から撤去をやめ、そのまま放置されるようになった。 http://t.co/avWzqeKr
チェルノブイリ市、市街地。事故前は数万人の人口がいたと言われる。今も少数の原発作業員が生活しているが、立入禁止区域内にあり、大半は捨てられた街となっている。 http://t.co/wFxSZJOY
10km地点のチェックポイント。30km圏内のチェルノブイリ発電所に向かう道路は、放射線低減のため、全てアスファルトを舗装し直したという。その甲斐あってか、これだけ近い地点でも空間線量は0.1μSv/h程度にとどまっている。 http://t.co/upvhfyzY
チェルノブイリ発電所の放射線低減のための除染作業等で出た放射性廃棄物は、高レベルは建屋の中の中間貯蔵施設で300年間保管する。比較的、低レベルのものは30km圏内の粘土層に「埋葬」。「ブリャコフカ」と呼ばれる。 http://t.co/0PyHUvWm
チェルノブイリ発電所に近づく。ついに施設の一部が見えてきた。建設途中で放棄された冷却棟。 http://t.co/v3rYxQm8
ここからチェルノブイリ発電所の敷地内。 http://t.co/S7C0ApE0
建設途中で放棄された5号炉、6号炉が見えてきた。クレーンも立ったまま。発電所のプラントが現実に視界に入り、「あのチェルノブイリ原発に本当に来たのだ」と実感する。 http://t.co/7igchs9R
チェルノブイリ発電所の全貌が見えてくる。遠くに見えるクレーンの足元にあるのが3号炉と4号炉の複合棟、まさにこの4号炉が1986年4月26日午前1時過ぎ、炉心爆発した。そして今、「石棺」となっている。 http://t.co/Y8lFL8OK
チェルノブイリ発電所の管理棟に到着。 http://t.co/UsCp5oow
管理棟の前で車を降りると、急激に空間線量の値が上がり始める。0.51μSv/h。 http://t.co/SiWXPxse
管理棟の中に入ると、建物内なので、ガクンと線量が下がる。0.13μSv/h。東京近辺でもところによっては普通に観測するような数字。チェルノブイリ発電所の目の前にいるのだが。 http://t.co/lao5qWs8
管理棟にて、カトゥーニン副所長(保安担当)から話を聞く。チェルノブイリ発電所は旧ソ連に典型的な黒鉛型の原子炉。プルトニウムの生成にも使われ、すなわち原爆を生産する技術の応用。指しているのが石棺化された3、4号炉の複合棟の模型。 http://t.co/8gapYvai
原子炉2つの複合棟とし、排気筒は共用。こうする事で必要な作業員数を半減させたと。炉の下には15mのプールが三層、このプールバリアに溶融した燃料が落ちて冷却された。このため燃料を建屋内にとどめる事ができ、メルトスルーを防げたと。 http://t.co/Ziif0BCO
カトゥーニン副所長、黒鉛が溶けたから4~5000℃はあったはず。当初は建屋内の状況が分からず、メルトスルー、チャイナシンドロームを心配した。しか し3号機の横から地下に穴を掘って熱交換器を設置する坑道を作ったところ、炉の下のコンクリートの床の温度がそれほど高くない事が判明したと。
石棺について。事故後7ヵ月の11月30日には完成。北側の壁はコンクリートが吹っ飛んでいたが、残っていた部分の上からコンクリートで固めた。西側の壁 は残っていたが傾いていたので、支持用の臥台を作った。屋根やその他の部分は鋼鉄を使用、これにより放射性物質を建屋内に密閉。
建屋内の状態か分からないまま、遠隔操作を使いつつ、鋼鉄の板をクレーン等で乗せていった。設計上は溶接する事になっていたが、溶接工を現場に投入したら 1日で死んでしまうような線量なので断念。だから乗せただけ。すでに耐用年数の20年を過ぎており、現在、新しい石棺を作る準備作業が進行中。
柿沢「建屋を密閉すれば、まだ高温であるはずの溶融した燃料と水の反応で水素爆発が起きるリスクがあり、だからこそ福島第一は今も石棺化していない。なの にチェルノブイリはわずか半年かそこらでどうして石棺化できたのか」カトゥーニン氏「換気、圧力を逃がす構造にする事が重要だ」
「燃料を密閉すれば爆発の可能性があるのはその通りだ。チェルノブイリもコンクリートで全部密閉する案があったが、そうしなかった」。一方で、「福島の状 態は分からないが、目的外に核燃料がある状態は外界から遮断されなければならない」とも。石棺で連想する「閉じ込め」のイメージとは少し違う。
チェルノブイリ発電所、石棺の目の前まで来た。まだまだレポートは続くが、これから1999年トルコ中西部地震の被災地の視察に出かけるため、中断。石棺の前での線量値は、無人の街となったプリピャチ市は。アップは帰国後になるかも。 http://t.co/ziWRmu2P
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http://togetter.com/li/200423

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