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木村真三 & 高辻俊宏 「被曝と遺伝:本当のことを話そう」 (週刊現代 9/17号)

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木村真三 & 高辻俊宏

 「被曝と遺伝:本当のことを話そう」 (週刊現代 9/17号)


 「低線量被曝は体にいい」「内部被曝は怖くない」そんなまやかしの言葉
を吐く「識者」がはびこっている。業を煮やした科学者二人が緊急対談。
低線量被曝の遺伝子への影響を明らかにする。
DNAは確実に変化した
*突然変異は線量に比例する
*小児糖尿病や妊娠性貧血
*専門家たちが沈黙する「理由」
DNAは確実に変化した
木村:福島第一原発の事故によって大量の放射性物質が大気中にまき散
らされました。今日はその放射性物質による被曝がヒトの遺伝にどう関わっ
てくるのかを、放射線の生物への影響についての専門家である高辻先生と
議論させてもらおうと思います。
高辻:はじめに、この問題を福島の地域的な問題と捉えて考えると現実を
見誤るということを指摘させてください。福島第一原発から放出された放射
性物質は、薄くではありますが、日本全国にばらまかれてしまっています。
私が住む長崎にも、4月の段階で飛んできていることを確認しています。
正確には、日本だけでなく世界中にばらまかれてしまったわけですが。
ーーーーーーー 高辻俊宏氏は
長崎大学准教授で、放射線の生物への影響を研究してきた
放射線生物物理学の専門家だ。
木村真三氏は
獨協医科大学准教授で、放射線衛生学の専門家として
原発事故後の福島で調査を続けている。
木村氏が採取した土壌や植物のサンプルを高辻氏が検査するなど、
研究分野を超えた専門家たちでチームを組み、
放射能汚染に立ち向かっている。
両氏とも、チェルノブイリでの実地調査を長年続けてきた
現場主義の研究者。その知見から想定される、
低線量被曝の遺伝子への影響とはー。 ーーーーーーー

木村:その放射性物質による低線量被曝は、
果たして人体にどの程度の影響を与えるものなんでしょうか。


高辻:放射線に被爆すると、細胞中のDNAに必ず変化が起こります。
しかし、その変化はほとんどの場合、
目に見える形では人体に何も起こしません。
 ただ、DNAは確実に変化していて、
その傷ついた遺伝子を盛った人たちの子孫が
何世代もかけて積み重なっていくと、ごくわずかですが、
生存にとって何がしか都合の悪いことが起こってくると考えられます。
 遺伝的影響というのはDNAの変化による突然変異ということです。
放射線を…

「チェルノブイリ」より 土壌汚染現在1138Bq/kgから5695Bq/kgで将来起こり得ること。

土壌汚染現在1138Bq/kgから5695Bq/kgで将来起こり得ること。「チェルノブイリ」より抜粋
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/568.html
投稿者 爺さん 日時 2011 年 7 月 21 日 00:18:22: pkMRoq8j2xu8g
チェルノブイリの Zone of living with periodical monitoring  (定期的なモニタリングを伴う生活地域)は、 Cs-137が37000Bq/m2-185000Bq/m2です。
Bq/m2÷65=Bq/kgとすると、569Bq/kg-2846Bq/kgとなります。
現在の土壌Bq値が2年で半減するとしたら、
現在値は1138Bq/kg-5695Bq/kgあたりでしょうか。
65がもっと大きな値なら、現在値はより少なくなります。
関東にも存在する値です。 行政が何の手も打たずに風評と唱えている場所もあります。 居住リスクを考える一つの手がかりとして、 チェルノブイリの該当する汚染地帯で起きた健康被害を、 ヤブロコフ博士編著「チェルノブイリ----」から抜粋邦訳します。
旧ソビエトの論文らしく具体的な数値が省かれていて、 郷愁をそそられますが、参考にはなるかと。 糞英語が苦手というだけで、御用学者にはぐらかされ、 偽りの安全を押し売りされ、被験体とされている、 被曝地の同胞に友愛をこめて。 (以下抜粋訳 significantは有意と訳しました。 英文はnoticeable,marked等と使い分けています。)
第2章 チェルノブイリ破局の公衆衛生public healthへの影響 5.1. 血液・リンパ系疾患 5.1.1. 血液と造血器官の疾患 5.1.1.1. Belarus 
3. 血液学的異常の発生率は、 1Ci/km2以上のレベルのCs-137によって汚染された地域の 1,220,424人の新生児において、有意に高かった。(Busuet et al.,2002) p.58
5.1.2. 心臓血管系疾患 5.1.2.1. Belarus  10. 帝王切開出産時の失血量は、 Cs-137 1Ci-5Ci/km2レベルの 汚染地帯に住むGomel Province出身女性の方が、 汚染されていない地域に住む女性に比べて、 有意に多かっ…

デルテ・ジーデントプフ医学博士インタビュー チェルノブイリの子供達を療養滞在のためドイツに招聘し続けて来た。

MARDI 27 DÉCEMBRE 2011ドイツTAZ紙:デルテ・ジーデントプフ医学博士インタビュー ソース:TAZ:Ärtztin mit sozialer Verantwortung (社会的使命感を負った女医)

女医デルテ・ジーデントプフは、20年来、チェルノブイリの子供達を療養滞在のためドイツに招聘し続けて来た。彼女は、福島事故に対する措置に、ただただ唖然としている。(ガブリエレ・ゲートレ取材) 

***

12月初旬、ジーデントプフ博士は私達取材班を、ベルリン・パンコフの市民公園沿いにある彼女の小さな屋根裏のアパートに迎え入れてくれた。 お茶とクッキーをはさんで、今までの救援活動や経験について語ってくれる。

「一番ひどいのは、責任者達がチェルノブイリから何一つ学んでいないことです。チェルノブイリ事故よりもさらに規模の大きい福島原発事故に対する対応ぶりには、私は茫然自失としています。日本政府が避難地区を事故に見合った範囲に拡大しなかったこと、女性や子供達を即座に安全な南部に避難させなかったことに対しては、ただただやり場のない怒りを感じるだけです。そうした適切な措置を取る代わりに、国民はシステマティックに騙されてきました。実際の危険に関する情報は伝えられない、あるいは伝えられても誤った情報である。なんという無責任でしょう。これから日本の方々を襲おうとしている健康問題は想像を絶します。しかも政治と原子力産業はそのことを黙認しているのです! 世界中で!
 チェルノブイリの先例を見れば、事故の規模についてはある程度想像が出来るでしょう。多くの人々がチェルノブイリははるか昔のことだ、ウィキペディアで調べられるような過去の事故だと考えています。しかし汚染地域の住民達は1986年から現在までチェルノブイリ事故と共に生活してきているのです。事故による被害は収束するということを知りません。自然災害と違って、原発事故の被害は時間の経過と共に減少していく代わりに増大していくのです。しかもその期間は今後少なくとも300年間にも及びます。このことに関しては後ほどもっと詳しくお話しましょう。(Gesundheitliche Folgen von Tschernobyl, 20 Jahre nach der Reaktor- Katastrophe )」
人々は何十年にも渡って汚染地域で生活して…

六ケ所村の再処理工場  平均的な原子力発電所から、環境に出される放射性物質の1年分を、この再処理工場から出される量は、1日で抜いてしまう

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六ヶ所再処理工場が、1日で33京ベクレル(原発1年分超)の放射能を、環境に放出するワケ2012年07月22日 | 日本とわたし

千葉「京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんです。小出さん、今日もどうぞよろしくお願い申し上げます」

小出「よろしくお願いします」

千葉「今日は、毎日新聞論説委員の池田昭さんと一緒に、お話を伺います」

小出「はい」

池田「あ、よろしくお願いします」

小出「はい。池田さんよろしくお願いします」

池田「どうも」

千葉「さて小出さん、先週このコーナーでですね」

小出「はい」

千葉「え……リスナーの方から頂いた質問で、
青森県六ケ所村の再処理工場から環境に出される放射性物質が、めっちゃめちゃ多い、ということで。
年間で33京ベクレルもある
という、お話について、伺ったんですけれども」

小出「はい」

千葉「平均的な原子力発電所から、環境に出される放射性物質の1年分を、この再処理工場から出される量は、1日で抜いてしまう、ということでしたよね」

小出「そうです」

千葉「まあ、再処理工場は、それぐらい多くの放射性物質を環境に出す、というお話で。
わたくしめっちゃめっちゃ驚いたものですから、もう少し、このことについて、今日は詳しくお伺いしたいと思っております」

小出「はい」

千葉「で、早速なんですが」

小出「はい」

千葉「なんでですね。再処理工場は、そんなに放射性物質が出るんですか?」

小出「はい。再処理工場という名前を聞くとですね、普通の方の中には、原子力発電所が生み出す放射能を、なにか処理してくれる、消してくれる工場なのかと、考える方が結構いらっしゃることに、私は気が付きました」

千葉「はい」

小出「しかし、再処理工場というのは、もちろん、放射能を消したりすることができるわけではありませんで。やることは、プルトニウムという、長崎原爆の材料になった物質を、ただ取り出すということをやる工場、です。
それで、ちょっと、皆さんにイメージを持っていただきたいのですが。
原子力発電所でウランを燃やしていますが、そのウランは、直径1センチ高さ1センチ、という、まあちょっと大きめの枝豆の豆のようなですね、ぐらいの大きさの瀬戸物に、焼き固めてあります」

千葉「はい」

小出「それを、燃料棒という、まあ、細長い物干し竿のようなものの中に、ずらりと並べて詰めてある、のです。
で、運転中はその、ウランが燃えて、核分裂生成物、いわゆる死の…

「ホールボディカウンター検査は、受ける必要はない!~絶対に受けてはいけない!」

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結論を先に述べますと、「ホールボディカウンター検査は、受ける必要はない!~絶対に受けてはいけない!」となります。この結論に至るまでには、今回の原発事故により飛散した放射性物質の核種と、それぞれの人体における被曝のパターンを正しく知る必要があります。
 今回の評論は、一部専門的なところもあり、一度読んだだけでは理解しにくいかもしれませんが、ぜひ何度も読んで、すべてを理解してください。  ほとんどのマスコミは全く取り上げていませんが、日本政府がIAEAに報告するために作成した資料で、昨年8月26日に経済産業省から発表された福島第一原発から放出された核種と広島原爆で放出された核種の試算表を見ると、福島県から関東一帯で、決定的というべきか、運命的というべきか、致命的という言うべき重大なことが進行していることがわかります。 アルファ核種として、プルトニウム238、239、240、ベータ核種として、キセノン、ストロンチウム、テルル、ヨウ素、ネプツニウム、セシウム、ガンマ核種として、ヨウ素、セシウムが大量に放出されました。  この中で最も量が多かったのは、希ガスと言われるキセノンガスであり、これはベータ線を出します。 乳がんとの関連性が疑われている核種です。
 次に多かったのは、セシウムであり、半減期約2年のセシウム134が半分、半減期30年のセシウム137が残りの半分です。これはベータ線も出しますが、一般の人が問題にしているのは、セシウムのガンマ線です。
 その次は、ヨウ素、ストロンチウム、テルルで、この中でヨウ素はガンマ線も出しますが、その他の核種はベータ線を出すものです。

アルファ線を出す代表核種であるプルトニウム~地球上における最強の毒と言われる~の降下量は、これらの核種よりは少ないのですが、ここで、プルトニウムよりはるかに大量に降下したネプツニウムに注目しなくてはなりません。ネプツニウムは、半減期2.356日でベータ線を出して、プルトニウム239に変わります。プルトニウム239は、アルファ線を出します。3月15日ごろ、関東から福島に大量に降ったネプツニウムは、約2日経ったくらいから、そこらここらで大量にプルトニウムを生産していたことになります。  さて、3月11日の地震により、福島第一原発は冷却機能を失い、水素爆発に至ったわけですが、その中でプルトニウムを燃料として使用して…